2025年5月7日、東京メトロ南北線東大前駅で発生した無差別切りつけ事件。
事件の容疑者として逮捕された戸田佳孝容疑者(43歳)は、長野県の山村に住む男性でした。
戸田容疑者は、なぜこのような凶行に及んだのでしょうか。
また、戸田佳孝容疑者がどんな生活をしていたのかも気になります。
そこで今回の記事は、
こちらの内容でまとめていきます。
事件の概要

2025年5月7日午後6時55分頃、場所は東京都文京区の東京メトロ南北線「東大前駅」構内。
戸田佳孝容疑者(43歳)が、ホームで電車を待っていた20歳の男子大学生に対して、突如として襲いかかる事件が発生しました。
戸田容疑者は刃渡り16〜20センチの中華包丁のような刃物を使用し、被害者の首の後ろや額、左手などを複数回切りつけたのです。
この無差別攻撃により、被害者は約10日間の入院を要する重傷を負いましたが、幸いにも命に別状はありませんでした。

事件発生時、戸田容疑者は被害者を切りつけた後、到着した電車に乗り込みました。
しかし車内にいた勇敢な乗客2人によって取り押さえられ、その場で現行犯逮捕となりました。
この取り押さえの際、30代の男性乗客も指に軽傷を負っています。

駅や車内は大きな混乱となり、南北線は一時運転を見合わせる事態となりました。
気になるのは戸田容疑者がこの犯行に至った経緯です。
警察の調べによると、長野県生坂村在住の戸田容疑者は事件当日、わざわざ長野県から電車で上京し、東大前駅構内に約3時間前から滞在していたことが明らかになっています。
当初は黙秘していた戸田容疑者ですが、その後の取り調べで容疑を認め、驚くべき動機を供述しました。
「教育熱心な親のせいで中学時代に不登校になった」
「度を超えた教育が子どもを犯罪に走らせることを世間に示したかった」
と語る戸田容疑者。

さらに犯行現場として「東大前駅」を選んだ理由についても、
「駅名に”東大”が含まれており、教育虐待を連想しやすいと思った」
と説明しています。
また、被害者については「たまたま近くにいたから狙った。相手が死んでも生きてもどちらでもよかった」とも述べており、完全に無差別な犠牲者選びであったことが分かりました。

また戸田容疑者は、「生活に困窮していた」ことも動機の一つとして供述しており、経済的な苦境も事件を起こすきっかけになった可能性があります。
警察は犯行の計画性についても調査を進めていますが、駅名や場所を意図的に選び、包丁を持参して犯行に及んでいることから、ある程度の準備があったとみられています。
【特定】戸田佳孝の自宅住所は長野県生板村のどこ?

生坂村は長野県の中央部に位置する人口約1,700人ほどの小さな村です。
豊かな自然に囲まれた山村で、戸田容疑者の自宅がある地域は特に山間部の静かな場所だったと報じられています。
具体的な番地は公表されていませんが、村の中心部からも離れた場所で、周囲には数件の民家が点在するような環境だったようです。

報道によれば山林に囲まれた農地付きの一軒家で、周囲から比較的独立した環境にあったとされています。
この自宅は、戸田容疑者が約2〜4年前に移住してきたものとされ、もともとは空き家だった農地付きの古い一軒家だそう。

戸田容疑者はここで一人暮らしをしており、家族の姿を見かけたという証言もないことから、完全な単身生活を送っていたとみられています。
外観については「家の外に段ボールやスプレー缶が散乱していた」と報じられており、生活感がある一方でやや雑然とした印象を与える様子だったようです。
自宅周辺には菜園のようなスペースもあり、戸田容疑者は野菜を育てていたという情報もあります。
戸田佳孝は田舎暮らしに憧れてた?

都会の喧騒を離れ、自然に囲まれた静かな生活を求めて生坂村に移り住んだとみられる戸田容疑者。
その田舎暮らしへの憧れと実際の生活はどのようなものだったのでしょうか。
戸田容疑者は2〜4年前に生坂村に移住し、近隣住民への取材によれば「移住当初は『馬を飼いたい』と話していた」という証言があります。

また、戸田容疑者が購入した家は「農地付きの空き家」だったとされています。
自給自足の生活や家庭菜園を楽しむといった田舎暮らしの理想を実現するために、あえて農地付きの物件を選んだ可能性があります。
実際に戸田容疑者は自宅の畑で野菜を栽培しており、収穫した野菜を近所の人におすそ分けするなど、田舎暮らしの一面を実践していた様子が伺えます。

戸田容疑者のような「都市部から地方への移住者」は、近年のテレワークの普及やコロナ禍を背景に増加傾向にあります。
自然豊かな環境での生活や、ストレスの少ない暮らし、自給自足的なライフスタイルを求める「田舎暮らし希望者」は多く、戸田容疑者もそうした流れの中で生坂村に移住してきたのかもしれません。
IT関連の仕事をしていたとされる戸田容疑者にとって、地方移住とリモートワークの組み合わせはまさに理想の暮らしだったと思います。
インターネット環境さえあれば場所を選ばず仕事ができるIT業界の特性を活かし、都会の高い生活コストから解放されて田舎での穏やかな生活を送りたいと考えた可能性はありますね。

戸田容疑者は自宅近くの畑で菜っ葉などの野菜を育て、「採ったんですけど良かったらどうぞ」と近所の人に分けるなど、近所付き合いもしていたみたいですよ。
猟友会に所属していたそうで、至って普通の人だったとか。
ただし、「生活に困窮していた」という情報もあり、理想とする田舎生活が経済的に持続可能ではなかった可能性もあります。

田舎暮らしは生活コストが低いイメージがある一方で、収入源の確保の難しさなど、都市部とは異なる経済的課題もあります。
さらに、地域コミュニティとの関わりはあったものの、基本的には一人暮らしだった戸田容疑者。
たとえ理想的な自然環境を手に入れても、人間関係の希薄さや社会的孤立が精神的な負担となったかもしれませんね。
まとめ
今回の記事は、
・事件の概要は?
・戸田佳孝の自宅は長野県生板村のどこ?
・戸田佳孝は田舎暮らしに憧れてた!
こちらの内容でまとめました。
戸田容疑者は長野県生坂村の山間部に位置する農地付きの一軒家に、約2〜4年前から一人で暮らしていました。
もともとは空き家だったこの家で、戸田容疑者は「IT関連の自営業」を自称しながら生活を営んでいました。
田舎暮らしへの強い憧れを持ち、「馬を飼いたい」と周囲に語っていたという証言もあり、都会の喧騒を離れた自然の中での暮らしを求めて移住してきたことがうかがえます。
しかし、その一方で「生活に困窮していた」という供述や、自宅の外に「段ボールやスプレー缶が散乱していた」という状況からは、必ずしも理想的な田舎暮らしが実現できていたわけではない可能性もありそうですね。
まだ明らかになっていない部分も多く、今後の捜査の進展によってさらに詳細が判明することでしょう。
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