火災現場で犯罪を捜査するはずの警察官が「火事場泥棒」に手を染めるという衝撃的な事件が発覚しました。
警視庁捜査一課の火災犯捜査第一係長を務めていた政野亮二容疑者。
警察官として最前線で活躍し、後進の指導にも当たるエリートが、なぜ一線を越えてしまったのでしょうか…。
政野亮二容疑者とは一体どんな人物なのか、気になりますね。
そこで今回の記事は、
こちらの内容でまとめていきます。
事件の概要

政野亮二容疑者は警視庁捜査一課で火災犯捜査第一係長を務める警部で、火災現場での証拠収集や原因調査を指揮する立場にありました。
火災捜査のエキスパートとして知られ、後進の育成にも携わる「技能指導官」にも選ばれていた人物です。
政野亮二容疑者は2022年10月から2025年1月にかけて、東京都内の火災現場で現金を盗んだとして逮捕されました。

具体的には、
・2022年10月に東京都渋谷区のアパート火災現場で約300万円
・2025年1月に東京都江東区の住宅火災現場で1000円
を盗んだ疑いが持たれています。
これら2件の窃盗が逮捕容疑となりましたが、警視庁の調べによると、政野亮二容疑者は合計約10件の火災現場で窃盗を繰り返し、被害総額は900万円以上に上るとみられています。

犯行の手口は巧妙で、政野亮二容疑者は火災現場で「掘り起こし」と呼ばれる焼け跡の調査作業中に、他の捜査員や消防隊員の目を盗んで現金をズボンのポケットなどに入れて持ち去っていました。
被害に遭った火災現場はほとんどが独居の住人宅で、そのうち1件を除いてすべて住人が亡くなった火災だったことも明らかになっています。
これは発覚しにくい状況を狙った、計画的な犯行だったと考えられます。
警視庁が政野亮二容疑者に対して任意の事情聴取を行ったところ、本人が一部の犯行を認めたため捜査が進められ、5月14日の逮捕に至りました。

政野亮二容疑者は警視庁の取り調べに対し、
「お金がいくらあっても将来のことを考えると不安になった」
と供述し、容疑を認めています。
盗んだ現金は自身の口座に入金され、生活費などに使われていたとみられています。
しかし、警視庁によれば、政野亮二容疑者に借金や金銭的困窮は特になかったとのことです。

裕福な生活を送りながらもどうして窃盗に走ったのか、その心理的背景については今後の捜査で明らかにされるでしょう。
この事件に関して、警視庁の警務部・菅潤一郎参事官がコメントしています。
「他の模範となるべき立場にある職員による言語道断の行為であり、都民・国民のみなさまの信頼を裏切るもので、極めて遺憾です。被害に遭われた方と都民・国民の皆様に深くお詫び申し上げるとともに、今後の捜査で明らかになった事実に基づき厳正に処分します」
警察官による犯罪は社会的信頼を大きく損なうものであり、被害者が亡くなった火災現場での窃盗行為は、その職務の特性を悪用した極めて悪質なケースといえるでしょう。
【顔画像】政野亮二のwiki経歴プロフ!

経歴やプロフィールについては詳細な公開情報が限られていますが、見ていきましょう!
- 名前:政野亮二(まさの りょうじ)
- 年齢:51歳(2025年5月現在)
- 住所:千葉県柏市西原
- 役職:警視庁捜査一課火災犯捜査第一係長(警部)
- 職歴:警察大学校卒業後、火災捜査の専門家として警視庁でキャリアを積む
- 専門分野:火災原因の捜査、火災犯罪の鑑識
- 特記事項:2024年に警視庁「技能指導官」に選出
政野亮二容疑者は警察組織内では火災捜査のエキスパートとして知られ、火災現場の調査手法や証拠収集の技術に優れた実績を持っていたとされています。
その高い専門性が評価されて、2024年には警視庁内で卓越した技能を後進に継承するために指定される「技能指導官」にも選ばれていました。

火災犯捜査第一係長という役職は、都内で発生する火災の原因調査や犯罪性の有無を判断する重要な位置づけにあります。
警部という階級は警察組織内では中堅幹部に位置づけられ、実務のリーダーとして現場を牽引する重要な役割を担っています。

政野亮二容疑者はこの階級に至るまでに、様々な火災現場での捜査経験を積み、専門的な知識を身につけてきたものと思われます。
警察官としての待遇は決して悪くない中で、なぜ窃盗に手を染めるに至ったのかは謎が残ります。
政野亮二容疑者は警察大学校卒業のエリートだった!

警察大学校は警察官のキャリアアップや専門教育のための学校で、ここを卒業することは警察組織内でのエリートコースを歩む一歩とされています。
幹部候補生や専門分野のエキスパートを育成する機関であり、政野亮二容疑者もその教育課程を経て火災捜査の専門家となったものと考えられます。
警察官としての勤務年数については明確には公表されていませんが、51歳という年齢から推測すると、20代から警察官として勤務し、20年以上のキャリアを積んできた可能性が高いです。

その間に火災捜査の分野で実績を積み重ね、警視庁内でも一目置かれる存在になっていたことが窺えます。
火災捜査は専門性の高い分野であり、建築構造や電気系統、化学物質の知識など多岐にわたる専門知識が必要とされます。
政野亮二容疑者はそうした専門知識を習得し、実務経験を通じて火災原因の特定や証拠収集の技術を磨いてきたのでしょう。
その経験と知識が「技能指導官」という称号につながったものと思われます。

今回の事件は、そのような優れた専門性と実績を持つ警察官が、なぜ犯罪に手を染めるに至ったのかという点で大きな謎を残しています。
経済的な困窮があったわけではないという点からも、その動機については今後の捜査で明らかにされることが期待されています。
まとめ
今回の記事は、
・事件の概要
・政野亮二容疑者のwiki経歴プロフィール
・政野亮二容疑者の学歴
こちらの内容でまとめました。
2025年5月14日に窃盗の容疑で逮捕された政野亮二容疑者は、火災捜査のエキスパートとして知られ、警察大学校を卒業したエリート警察官でした。
2024年には警視庁の「技能指導官」にも選ばれるなど、その専門性と能力は組織内で高く評価されていました。
しかし、そんな容疑者が約10件の火災現場で合計900万円以上の現金を盗んだとされています。
エリート警察官の転落という衝撃的な事件は、どんなに優れた経歴や実績を持つ人物でも、一度犯罪に手を染めれば全てが台無しになってしまうという厳しい現実があります…。
今後の捜査で政野亮二容疑者の真の動機や犯行の全容が明らかになることを期待したいと思います。
コメント