【力士会横領事件】犯人の行司は誰?発覚の経緯や今後の処分はどうなる!

2025年5月、大相撲力士会が積み立てた基金が、行司に横領され、使い込まれていたことが発覚しました。

その金額は数千万円にのぼるということで、大きな衝撃を受けています。

そこで今回の記事は、

力士会横領事件で犯人の行司は誰?
発覚の経緯は?
横領の行司の今後の処分はどうなる!

こちらの内容でまとめていきます。

目次

【力士会横領事件】犯人の行司は誰?

力士会横領事件が発覚したのは、2025年5月26日。

現時点で、問題の行司が一体誰なのかは、わかっていません。

行司(ぎょうじ)は、相撲をスムーズに進行させる役割を担い、テレビで見て知っている人も多いと思います。

烏帽子を被り、大きな軍配団扇を持つのが特徴で、定員が45名以内と定められています。

階級社会で、序ノ口格~立行司格式式守伊之助の8段階に分けられているようです。

この45名の誰かだとは思いますが、現時点で実名や顔写真、所属部屋などの詳細は明らかになっていません。

報道各社や相撲協会も「調査中」として、個人情報の公表には慎重のようです。

問題の行司は力士会の積立金を横領した疑いで、日本相撲協会コンプライアンス委員会に事情聴取を受けています。

関取衆70人による親睦会である力士会は、2011年夏場所前、東日本大震災で被災した子どもたちを支援するべく、積立金を始めました。

1場所ごとに1人1万円ずつ集め、本場所前ごとに年6回、少なくとも10年間継続しています。

すでに数カ所に土俵を寄贈していますが、積立金を管理している行司が、残ったお金を使い込んだようです。

これまでに、被災地の学校などへ土俵の寄贈をおこない、相撲界として社会貢献の象徴ともいえる活動だったのですが・・・。

被災者支援のためのお金に手をつけた罪は重く、厳罰が予想されます。

大の里の横綱昇進というめでたいタイミングで、あまりに残念なニュースですね。

【力士会横領事件】発覚の経緯は?

事件発覚の経緯は、行司の不振な行動でした。

力士会は行司に対し、残額と通帳を開示するように要求してきましたが、行司はこれを拒否。

「次回は必ず持ってくるから」と言うあやふやな態度で、残額を証明することがありませんでした。

夏場所前の力士会でも同じことが繰り返され、関取衆が不信感をあらわに。

日本相撲協会のコンプライアンス委員会が調査することとなりました。

事情聴取に対し、行司は数千万円をギャンブルなどに使い、すでに手元にないとのこと。

協会側はさらに調査を進め、6月にも理事会の承認をもって処分が決定します。

10年以上積み上げてきた信頼が、個人的な娯楽に使われていたというのは、関係者もショックでしょう。

これまでの報道から、行司はある程度ベテランの人だと推測されます。

力士会の積立金を長期間にわたって管理していた
関取衆と顔なじみのベテラン行司
ギャンブルによって数千万円の金銭が消失

今後、協会による正式な処分が下された際に、実名が報じられ、逮捕される可能性もあります。

力士会(りきしかい)とは?

力士会とは、十両以上の力士で構成する親睦団体で、選手会の一つです。

力士の立場から日本相撲協会へ提言することを目的とし、協会から助成金が支給されています。

毎場所ごとに番付発表の翌日に開催され、新十両昇進力士の紹介や引退力士への記念品贈呈などが行われます。

力士会の会長は2021年以降空席ですが、初場所の番付最上位者か、先に昇進した横綱が務めることとなっています。

白鵬は引退以前に日馬富士に会長を譲っており、日馬富士が引退後は次に昇進した鶴竜が会長を務めました。

鶴竜が2021年3月場所で現役引退後は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、力士会が開催されず。

白鵬引退後に一人横綱となった照ノ富士が次期会長かと思われましたが、会長に就任しないまま、2025年1月場所中に引退。

現在は会長が長期不在の状態になっています。

力士会主催の仮装行列でおなじみの「力士運動会」など、ファンにもお馴染みのイベントがあったようです。

【力士会横領事件】横領の行司の今後の処分はどうなる!

行司が横領した金額は、なんと数千万円規模という高額です。

その大半がギャンブルや私的な浪費に消えたということで、決して許されないですね。

明らかに計画性のある横領であり、長年の信頼を裏切った悪質な行為といえます。

しかも、もともとそのお金は、被災地の子どもたちや教育支援のために使われるものでした。

他人の善意を利用して私利私欲のために使ったわけですから、世間でも怒りと失望の声があがっています。

現段階では、相撲協会のコンプライアンス委員会が調査を進め、6月の理事会で処分が決定する見込みです。

処分の内容としては、以下のような可能性が想定されています。

懲戒解雇または解職処分
刑事告発(業務上横領)
協会からの損害賠償請求
退職金の不支給・剥奪

また、刑事罰に問われる可能性もあるでしょう。

横領罪の重さは、その種類によって異なります。

単純横領罪:5年以下の懲役
業務上横領罪:10年以下の懲役
遺失物等横領罪:1年以下の懲役または10万円以下の罰金もしくは科料

今回は、業務上横領罪に当てはまりますね。

業務上、他人から管理を任せられた物を、自分のものとして利用することを指します。

業務上横領の量刑は、被害金額、被害弁償の有無、初犯かどうかなどで考慮されます。

今回はすでにお金を使ってしまい、被害弁償がされていないので、実刑判決となる可能性が高くなります。
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被害額が高額ですし、実刑になる可能性も十分ありますね。

今回のケースは、ただの内部トラブルでなく、公益法人としての協会の姿勢も問題視されています。

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高額な積立金を行司1人に管理させ、定期的にチェックしていないのもおかしな話ですね。

通帳、カード、印鑑それぞれ、1人で管理していたとすると、その体制も問題があったとなるでしょう。

10年以上にわたって、積立金を1人が管理していたとなると、内部のチェック不足が指摘されるのも仕方ないですね。

まとめ

今回は、

力士会横領事件で犯人の行司は誰?
発覚の経緯は?
横領の行司の今後の処分はどうなる!

こちらの内容でまとめました。

力士会横領事件で犯人はベテラン行司の可能性があり、今後厳罰な処分が下されるでしょう。

東日本大震災の被災した子供たちへの支援という大事なお金が使い込まれたのは、許されることではないですね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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