新体操「フェアリージャパン」で、複数の日本代表選手が訴えを起こしています。
それは、男性トレーナーA氏によるセクハラ疑惑です。
新体操強化本部長の山本由佳理さんからのパワハラ被害も訴えられ、大きな問題となっています。
そこで今回の記事は、
こちらの内容でまとめていきます。
【フェアリージャパン】セクハラ疑惑の男性トレーナーA氏は誰?

主に以下のような被害にあったと主張されています。
- 肩のテーピングをする際同意を求めずハーフトップの肩紐を外した
- 説明することもなく胸を触ることもあった
- うつ伏せでの腰のマッサージは平然と選手の腰に乗る
- 股間と選手の臀部が接触する格好を意図的に取った
これらの内容は本当だったらなかなかヤバいですよね…。
しかし、この訴えに対し、トレーナーA氏は「事実無根」と否定しているようです。
気になるのが、このA氏が一体誰か?という点ですよね。

報道によると、このA氏はJISS合宿に定期的に同行しているとのこと。
- 女性選手の体のケアを日常的に担当
- 日本体操協会から信頼されていた準専属トレーナー
- 2023年以降から担当
A氏については選手全員が、「自分たちに関わってほしくない」と述べています。
よっぽど嫌われているようです…。
今後同行するのは難しくなるでしょうね。

一方、村田由香里さんについては、「練習に取り組める環境を作ってくれるほうがありがたい」ということで、処分を望んでいないニュアンスでした。
2人とも「身内」なわけですから、加害者と関係が近い者にあたります。
被害者は不安を感じるでしょうし、関係のない第三者がやり直す必要がありそうです。
さらに、コンプライアンス委員会や相談窓口に通報する義務を果たしておらず、トップの体制にも疑問の声があがっています。
【フェアリージャパン】パワハラしたのは村田由香里!

フェアリージャパンでパワハラや指導法に問題があったと言われているのは、村田由香里さんです。
日本代表選手は、協会に被害を訴え、村田由香里さんを一時的に休養させ、監督責任の不備で厳重注意としています。
選手はパワハラ認定や罰を望んでいないということで、17日に続投を発表。

村田由香里さんは練習中に怒鳴ったり、ミスを叱責することが多々あったとか。
精神的苦痛を訴え、代表チームを離脱した選手も多いと言います。
さらに、強化体制を問題視した4人の選手が、合宿中に脱走していたことも発覚。
脱走・ボイコット事件が発生

ロス五輪を目指す、新体操日本代表団体(フェアリージャパンPOLA)。
なんとそこから、4人の選手がキャリーバッグを引いて脱走をはかったのです。
4人は17歳~25歳までの選手で、日本代表に選ばれています。

代表に選ばれると所属チームを離れ、1年を通してヴィレッジに泊まり、練習漬けの日々を送るのです。
4人はこれまで、村田由香里さんに体育館で行き過ぎた指導を受け、その被害を涙ながらに代表コーチに打ち明けています。
その数時間後、始発バスに乗って施設を離れ、練習をボイコットしました。

その後、所属クラブのコーチに真意をLINEし、「JISSにいるのが苦しい」という旨のメッセージを送ります。
村田由香里さんは2021年11月以来、フェアリージャパンの指導にあたっています。
その後、4人はJISSに戻ることになったそうです。
村田由香里の行き過ぎた指導

今回代表選手がボイコットした理由のひとつが、村田由香里さんの指導でした。
協会はクラブや保護者向けの説明会を久木、橋爪みすず副会長により聞き取り調査の結果を報告しています。
ボイコットした4人と、補欠選手5人を含めた計9人から聞き取った内容は、以下の通りです。

- 強くなる、技術を向上する目的でなく、顔色をうかがいながら萎縮した練習になっていた
- その場で適切な指摘や寄り添った声掛けがない
- なぜミスしたのか、追い詰められると感じる言葉が多い
- 特定の選手に対し、その場に当人がいないかのようにふるまうことがあった
- ミスに対し、“ちゃんと投げなよ”など具体的なアドバイスがない
- 技術的な原因を伝えずに怒るだけ
- 試技前に怒鳴り散らし、手具を持つ選手の手がブルブル震えていた
日本スポーツ協会の「スポーツ指導者のための倫理ガイドライン」に沿うと、これらは精神的暴力と位置づけられます。

結果的にフェアリージャパンは、2023年の世界選手権、2024年のアジア選手権で結果を残せず、パリオリンピック出場を逃しました。
ファンの間でも、「村田由香里が就任してから気がついたらいなくなってる選手がいる」と、噂になっていたようです。
過去の選手にもヒアリングを進めるとともに、選手のメンタルをサポートするケアが求められますね。
村田由香里の経歴

兵庫県宝塚市出身の村田由香里さんは、4歳からバレエを習い、小学1年生から体操を始めました。
宝塚市立中山五月台中学校
兵庫県立宝塚北高等学校
東京女子体育大学卒業
東京女子体育大学研究生
日本体育大学大学院修士課程修了
1998年、インターハイで優勝すると、アジア大会でも個人総合4位に入賞。
2000年シドニーオリンピックでは団体で出場し、5位入賞を果たしました。

2004年アテネオリンピックでは個人競技選手として出場し、18位。
2006年、全日本選手権で6連覇 を達成し、アジア大会では銀メダル、個人総合では銀メダルを獲得。
高校時代から日本代表として活躍し、ミスの少ない安定した演技を武器に戦ってきました。
しかし、国際大会で好成績を残すことができず、2008年には現役を引退。

その後日本体育大学大学院へ進み、指導者を目指してロシアへも留学しています。
日本オリンピック委員会のスポーツ指導者海外研修員に推薦され、2011年から日本体育大学の教員となりました。
現在は保健医療学部救急医療学科助教、身体表現系運動学群の研究をしているようですね。
また日本体操協会新体操ナショナル個人競技強化部長を経て、オリンピック強化委員
まとめ
今回は、
フェアリージャパンでパワハラしたのは村田由香里!
男性トレーナーA氏のセクハラ疑惑もヤバ過ぎた!
こちらの内容でまとめました。
フェアリージャパンでパワハラしたのは、元新体操日本代表の村田由香里さんで、行き過ぎた指導があったようです。
男性トレーナーA氏のセクハラも全員が被害を訴えており、今後なんらかの処分が下る可能性があります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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