近年、米の価格が高騰しており、消費者や生産者の間で不安が広がっていますね。
全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長が、「米が高いとは思っていない」とコメントし、物議をかもしています。
そこで今回の記事は、
こちらの内容でまとめていきます。
【JA会長】山野徹のwiki経歴プロフ!

氏名 :山野徹(やまの とおる)
生年月日:1955年(70歳 ※2025年時点)
出身地 :鹿児島県大崎町
学歴 :農業大学
山野徹さんは鹿児島県出身で、曽於郡大崎町の農家の跡取りとして生まれました。
兄弟は姉が1人だたので、息子である山野徹さんは農業を継ぐものと育てられています。
当時の農業はカライモ、米、ナタネが中心で、生活は貧しかったそうです。

その後、農業構造改善事業によって温州ミカンとお茶を育てることになっても、生産過剰で価格が暴落し、厳しい状況が続きました。
農業高校に進学後、栽培技術や農業経営を学び、農業大学へ進学。
経済学を学び、卒業後はJAグループに就職しました。

1976年に開聞町農協に入組し、その後、末吉町農協などを経て、2012年にJA鹿児島代表理事組合長となります。
2017年にはJA鹿児島県中央会会長となり、2020年にJA全国厚生農業協同組合連合会会長に就任。
2023年には、JA全中(全国農業協同組合中央会)代表理事会長に就任知っています。
天下り問題

しかし、山野徹さん本人が天下りをしている可能性は、低そうです。
2009年以降、28人の農水省職員が、JAの関連団体に再就職しています。
本川一善元農水次官は、水産庁長官などを経て、農水次官に就任。
さらに、2020年には、荒川隆元官房長が後任として、全農経営管理委員に就任しています。
山野徹さんもこの現状から、天下りを指摘されていますが、各地のJA組合長や中央会会長を経験していますよね。

あくまで農業協同組合内でのキャリアを重ね、選ばれたのでしょう。
米の価格が高騰している中、山野徹さんが「何をしているのか?」と批判されることもしばしば。
その中で、経歴を見たネット民から、「“天下り”なのかな」という声が出たようです。
JA全中は全国JAグループを統括しており、会長は政策提言や組織の総合調整、経営相談などを行います。

会長の報酬は不明ですが、全国組織のトップとして、おそらく数千万円単位の収入があるでしょう。
JA全中は過去に、官僚出身者が役員に就任するケースもあり、天下りが指摘されることがあります。
国民からすると、JA全中の会長に対する疑念が生まれてしまうのも、仕方ないですね。
【JA会長】山野徹は圧倒的な信頼を得るリーダー!

JAグループの中核である全中の会長ですから、山野徹さんの功績が評価されているのですね。
今後の取り組みについては、「食料安全保障の確立」「JA経営基盤の確立・強化」を掲げています。
山野徹さんはかつて、農業改良普及員に憧れていたのですが、応募資格がなく叶いませんでした。

農家出身だったこともあり、家業のために営農指導の仕事を選んでいます。
当時、鹿児島県には「斡旋職員制度」があり、薩摩半島南端の開聞町農協に就職。
6年後には地元の末吉町農協に異動し、配属された先々で産地をつくることに貢献しています。
組合員との対話を重視し、営農渉外を全国に先駆けて設置しました。
組合員のニーズを聞くという”御用聞き”的役割を果たしたそうです。

基本法にはJAグループが取りまとめた要望が実現するよう、特に食料の安全保障と自給率向上について、しっかり要請していきたいです。
引用:Yahooニュース
中山間地域の状態は鹿児島も同じです。誰かが地方を守らなければ限界集落が増え、耕作放棄地がさらに広がります。
地方が元気になるよう、一人でも多くの人が暮らせるようにしなければなりません。
農業で生活ができるように、適正な価格の実現に向けて、安心して農業を続けられる国にしたいと話しています。
山野徹の米価格高騰についての発言が話題!

山野徹さは5月13日の定例記者会見で、現状のコメの価格を「決して高いとは思っていない」と発言。
高値で推移すると消費者離れが加速するので、適正な価格を求めているとコメント。
2025年5月には、コメの価格が18週ぶりに値下がりし、政府備蓄米の放出による効果が表れているとのこと。

高騰以前の価格は生産コストを度外視しており、「消費者と生産者が互いに納得できる価格が望ましい」としています。
長年にわたり、生産コストがまかなえない安価だったため、消費者、生産者が納得できる価格を実現したいとも話しています。
「高いとは思っていない」というコメントが切り取られ、国民から批判を集めてしまったわけですね。
一般には高いとされる現在のコメ価格の水準については「望んでいるわけではない」と強調。長引けば消費者のコメ離れが進むとの懸念を示し「消費者も作る側も互いに納得でき、(農家の生産)コストにも見合う適正価格を求めたい」と述べ、一定の値下がりは容認する考えを示した。
引用:Yahooニュース

現在のコメ5キロ当たりの平均価格は、4214円。
値下がりしているとはいえ、前年同期の約2倍になっています。
「コメは決して高くない」という一言が、「物価高に泣く庶民の感覚とズレすぎている」として、大きな反響を呼びました。



生産者側の苦境もわかりますが、消費者目線とは大きく違うものとなっています。

またJA全中はトランプ米政権の関税引き上げについての日米協議に関し、政府への緊急要請文を発表しています。
コメ価格の高騰対策として、輸入拡大で対応する考えについて「将来の食料安全保障の確保に大きな禍根を残し、わが国の国益を損なう」と反対する考えを示した。
政府は物価安定のため、備蓄米対策として年間最大20万トンの「備蓄米」を放出できます。

市場価格が高騰しすぎたときや、災害などで供給不足が発生したときに実行するようです。
実際、今年に入ってからもスーパーなどで、5kgで税込3,000円程度の販売が始まったとか。
市場に出回る価格が高くなりすぎため備蓄米を放出しているので、JA会長が“高くない”というのは、たしかに矛盾を感じますね。
まとめ
今回は、
山野徹のwiki経歴プロフ!
山野徹は圧倒的な信頼を得るリーダー!
山野徹の米価格高騰についての発言が話題!
こちらの内容でまとめました。
山野徹さんは実家が農家で、学生時代から農業の勉強をし、JAで経験を重ねていきました。
鹿児島からは初となるJAグループのトップで、リーダーシップを発揮しています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント