再生医療の研究者「小保方晴子」さん。
2014年、STAP細胞の発見で、「リケジョの星」「ノーベル賞級の発見」として一躍注目を浴びました。
そんな小保方晴子さんは早稲田大学出身で頭が良いと言われています。
そこで今回の記事では、
こちらの内容でまとめていきます。
【学歴】小保方晴子は早稲田大学出身で頭が良い!

小保方晴子さんはAO入試で早稲田大学理工学部に合格しました。
2002年4月、AO入試の一種である「創成入試」(現・特別選抜入試)で早稲田大学理工学部応用化学科に入学
AO入試とは?

- AO入試(アドミッション・オフィス入試)
- 日本の大学入試の一種で学力だけでなく、個性や意欲、適性を総合的に評価する選抜方法
- 選考方法は書類審査(エントリーシート、志望理由書、活動報告書など)、面接、小論文、プレゼンテーションなどが一般的
- 大学によっては学力試験を課す場合も
- AO入試は大学ごとに名称や形式が異なり、「総合型選抜」と呼ばれることもある
ただ、書類作成や面接対策のため準備に時間がかかることや評価が主観的になりがちなデメリットの声もあがっているようです。
詳細は各大学の募集要項を確認する必要があります。
【学歴】小保方晴子は留学経験もある敏腕研究者だった!

大学院からハーバード大学での留学までをまとめましたのでご覧ください。
- 早稲田大学大学院に進学すると専門分野を転向
- 東京女子医科大学先端生命医科学研究所の研修生になる
- 医工融合研究教育拠点である先端生命医科学センター (TWIns) にて再生医療の研究を開始
- ベンチャー企業セルシードでも活躍している岡野光夫や大和雅之の指導の下、細胞シートについての研究に取り組む

- 2008年3月に早稲田大学大学院理工学研究科応用化学専攻修士課程を修了
- 同年に小保方が筆頭著者の論文が掲載
- 4月に早稲田大学大学院先進理工学研究科生命医科学専攻博士課程に進学
- 日本学術振興会特別研究員 (DC1) に採択された

- 博士論文は後述の胞子様細胞が中心
- 博士課程においても再現性が高い皮下移植法の開発
- 2011年に開発した皮下移植法がネイチャー・プロトコルに掲載された
- この論文は小保方の実験データが存在しないことが判明
- 大和・岡野によって2015年に撤回される
小保方さんは2008年にグローバルCOEプログラムの一環でハーバード大学医学大学院教授のチャールズ・バカンティ教授の研究室に短期留学しています。
チャールズ・バカンティ教授の元で胞子様細胞 の研究に取り組んだ小保方さん。

セミナーを受講したり留学生仲間と小旅行に出かけるなど、留学生活を満喫されました。
留学期間終了後も客員研究員として2009年冬まで滞在しています。

その後も胞子様細胞研究を発展させる実験に取り組みました。
2009年4月に幹細胞研究の論文を徹夜で200本読み込み、プレゼンテーションをしています。

国内の学術講演会や国際会議における学会発表も指導した教授の1人である岡野光夫さんは当時をこのように振り返っています。
日曜日の夜遅くまで残る熱心さやプレゼンテーション資料の質、自分の意見をはっきり述べる女性だった
このように小保方晴子さんは多くの方から評価されていたようですね。
小保方晴子はSTAP細胞事件で博士号取り消しとなった?

まずは、STAP細胞事件についてまとめてみました。
- 2014年1月末にSTAP細胞の論文を筆頭著者としてNature誌に発表
- 「リケジョの星」として一夜にして時代の寵児となった
- 当該論文や早稲田大学の博士論文に画像の盗用や他人の論文からのコピペとされる内容があったことが明らかになる
- 3年間の研究期間で研究ノートが2冊だけだった事などが報道

- 理化学研究所の上司だった笹井芳樹はこの騒動を受けて自身で命を絶った
- マスメディアの報道姿勢や警察の対応も問われた
- 学位は猶予期間を経て2015年11月に取り消され
- 理化学研究所も退職
- 後に発表した手記『あの日』はベストセラーとなった
- 『婦人公論』に連載を持った。

次に、STAP細胞発表から博士号取り消しまでについて時系列でくわしく解説いたします。
- 「リケジョの星」として一躍有名に
- 1年程度の猶予期間
- 学位取り消し確定
- 「STAP細胞はあります」
- 精神面を心配される
- 理化学研究所を退職
- 調査終了
ひとつずつ見て行きましょう。
①「リケジョの星」として一躍有名に

STAP細胞の研究については下記のとおりです。
- 2014年1月
- 小保方晴子は世界的な科学誌『ネイチャー』に、「STAP細胞(刺激惹起性多能性獲得細胞)」の作製に関する論文を発表
- 従来の方法とはまったく異なる簡便な手法で多能性を持つ細胞を作り出せるという衝撃的な内容だった
しかし、STAP論文や博士論文において様々な研究不正の疑義が発覚。
2月17日に理化学研究所やネイチャーが本格的に調査を開始します。
②1年程度の猶予期間

ただし、論文の指導および審査過程にも重大な欠陥があったとし、1年程度の猶予期間が設けられました。
その間に小保方晴子さんが再指導・再教育を受けたうえで論文を訂正・再提出。
「これが博士論文としてふさわしいものと認められた場合は学位を維持する」としていました。
③学位取り消し確定

学位の取り消しが確定したと発表しました
4月1日に理化学研究所の調査委員会が最終報告を行っています。
小保方晴子さんは4月7日から入院していました。
調査不服申し立てのために三木秀夫さんら4名の弁護士からなる弁護団を代理人に選任されています。
④「STAP細胞はあります」

その席で
「STAP細胞はあります」
「200回以上作製に成功しています」
などと強い口調で断言。
さらに、不正は全く無かったことを主張しています。
この会見は様々な批判を受けました。
また、入院中にも関わらず5月下旬から検証実験への助言のため、CDBに出勤していたことが報道されています。
⑤精神面を心配される

小保方晴子さんも不正事件の中心人物として大きく取り上げられています。
STAP研究の検証実験や事件の真相についても注目を集めました。

後に「放送倫理上の問題があった」「名誉毀損の人権侵害が認められる」として放送倫理・番組向上機構(BPO)から勧告が出ることになります。
STAP研究不正事件の特集がNHKにより7月27日に放送されました。
8月5日に笹井芳樹が自らの命を絶っています。
小保方晴子さんの精神面も心配されていました。
⑥理化学研究所を退職

⑦調査終了

STAP細胞・STAP幹細胞・FI幹細胞らはことごとくES細胞などの混入であったと結論付けられています。
ただ、どのようにES細胞が混入するに至ったかの実態は解明されなかったそうです。
理化学研究所は調査終了を発表しました。
小保方晴子のwikiプロフィール

名前: 小保方 晴子
(おぼかた はるこ)
生年月日:1983年9月25日
出身地:千葉県松戸市
研究分野 :生物学、化学、組織工学
研究機関: 早稲田大学
東京女子医科大学、
ブリガム&ウィメンズ病院
(ハーバード大学医学大学院)
理化学研究所CDB
出身校: 早稲田大学理工学部卒業
早稲田大学大学院
理工学研究科修士課程修了
指導教員: 常田聡、大和雅之、岡野光夫
C.A.Vacanti、小島宏司
主な業績: 細胞シートの研究
STAP研究(STAP、STAP細胞、STAP幹細胞、FI幹細胞)
影響を受けた人物 :
笹井芳樹、瀬戸内寂聴
主な受賞歴 日本再生医療学会総会
ベストポスター賞

騒動の後、小保方晴子さんは2016年5月26日発売の『婦人公論』に、瀬戸内寂聴さんとの対談記事に登場しています。
2014年4月の記者会見以来、2年ぶりのメディアへの登場でした。
2018年5月9日発売の『週刊文春』のグラビア「原色美女図鑑」にも登場したことから「メンタルが強い」という声が寄せられています。

そして、2023年に極秘結婚していたことが女性週刊誌で公表されました。
お相手は、大学時代からの知人であり、長年の信頼関係を築いてきた早稲田大学時代の友人、Aさん。
名前や顔写真などは一切公表されておらず、プライバシーを大切にしている様子がうかがえます。
子どもの有無も明かされていません。
夫であるAさんは、現在は有名企業の研究職に就いており、理系の道を歩んできた人物。
2025年現在は、東京都内の高層マンションで、夫とともに穏やかな日々を送っていると伝えられています。
以前にはパティシエとして働いていたこともありましたが、体調を崩してしまい、やむなく退職されたとか。

それでも、休日には夫婦で麻雀を楽しむ姿も目撃されています。

今は穏やかな日常を夫婦で楽しく過ごされているようですね。
まとめ
この記事では
・小保方晴子は早稲田大学出身で頭が良い!
・小保方晴子は留学経験もある敏腕研究者だった!
・小保方晴子はSTAP細胞事件で博士号取り消しとなった?
・小保方晴子のwikiプロフィール
・まとめ
についてまとめました。
華やかなスポットライトから一転、深刻なバッシングにさらされることになった小保方晴子さん。
それでも、「科学の夢」を信じて研究に取り組んでいた過去は、多くの人に強烈な印象を残しました。
今もなお、その名前が話題に上ることがあるのは、それだけ大きなインパクトを与えた人物であったことの証と言えるでしょう。
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